避妊手術 vol.1/3 〜手術をうけるまで〜

思いがけずのヒート

Lanaをわが家にお迎えして半年が経つと、早くも月齢は8ヶ月を過ぎていた。
8ヶ月といえば犬の世界では間もなく成犬。その証拠にLanaは7ヶ月で初めてのヒート(生理)がきた。実は、その年の5月に避妊手術の予約をしていたが、ヒートがきた場合は1ヶ月半あけなければならないと言われていた為、手術は6月へと延期になった。

以前、予防接種を受けた際に獣医師から「小型犬の場合は個体差もあるがおおよそ6ヶ月〜10ヶ月でヒートがきます」と説明を受けていた。そんなものか...とその時は思っていたが、いざLanaがヒートになると少々慌ててしまった。ご飯は食べなくなり、トイレも回数が増え少量しかでない...何より一番に気を使ったのがお散歩だった。
男の子のワンちゃんを発情させてしまわぬよう、お散歩コースはなるべく犬のいない道を選び時間帯もずらした。それでもワンちゃんに遭遇し近づいてきた時にはこちらから「男の子ですか?」と聞くようにした。遠くからワンちゃんが向かってくると、明らかに反応している子もいれば、普通に近づいてきて聞けば「男の子です!」なんて言われるパターンもあった。そう、去勢手術をうけているワンちゃんは発情しなくなる子もいるらしい。この散歩道で遭遇した男の子のワンちゃんは、へっちゃらな子が意外にも多いことに段々と気づいていく...女の子の「避妊手術」同様、男の子の「去勢手術」も今は多いのだ。

 

偽妊娠って!?

「Lanaちゃんは身も心も偽妊娠状態です」...担当医に言われ絶句💧

その症状がでたのは、ヒートが終わりやっと食事も食べるようになった頃だった。
胸にしこり??...一箇所だった胸の膨らみが、翌日には3.4箇所と増えていった。また、お散歩をあまり行きたがらなくなり、終日寝てばかりとなった。
「どこか悪いのかなぁ...」心配になり獣医師に相談したらあの言葉が返ってきた。


☆偽妊娠で膨らんだ胸

「偽妊娠」とは、その名のごとく実際には妊娠していないが、本人ならぬ本犬が妊娠していると勘違いしている状態のこと...人間でいう想像妊娠みたいなものだと説明された。
Lanaは1日限定の行動だったが、小さなぬいぐるみをベッドに持ち込み、触ろうとすると咥えて別の場所に持っていくという赤ちゃんを守る母犬の症状もあった。
その日は『カービー』がLanaの赤ちゃんだった。

本能ってすごい...

 

避妊手術を決断した理由

私が以前飼っていた犬は生涯、避妊手術をうけなかった。
ずいぶん前のことでうる覚えだが、たしか実家でも話し合った記憶がある。
「健康な体にメスを入れる必要はないよ、自然のままで」母がそんなことを言っていた。

Lanaを迎えてからずっと頭の片隅にあった避妊手術...

きっと『これが正解』という答えはないのだろう。

私が決断した最大の理由は...
実家の犬が乳腺腫瘍で亡くなったからだ。
その子は、13年間ほとんど病気もせず本当に元気で穏やかだった。
診断から1ヶ月...あっけなく逝ってしまった。

のちに避妊手術をうけた犬は、高い確率で乳腺腫瘍になりにくいということを知った。

 

☞ 避妊手術 vol.2/3 〜手術・マイクロチップ〜

☞ 避妊手術 vol.3/3 〜退院・術後の経過〜

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